BrownROOM


製作者コメント / 制作裏話

作目は【茶色】へ。
(※一部記述内容がネタバレになるのでプレイ後に読む事をおすすめします。)

BrownROOMはトラブルと失敗の連続で、プレイ頂いた方には本当に申し訳ないが、妥協の上でのリリースになった。
本当はもっと「これで完成だ!」という感じでリリースしたかった。

先ず、GarellyModeである制作後記がない。。。
これが一番悔しくて悲しいところ。これは唯一プレイして頂いた方と私が(一方的に)お話できる場所だと思っていた。

そして、レビューなどで「制作後記がよかった!」というコメントもたくさん頂いていた。
本当に読んでて涙ぐむレベルで嬉しいコメントも沢山あった。

ここでは制作後記で書きたかったことと、なぜ実装できなかったを書き連ねておこうと思う。


先ず、なぜ実装できなかったかというと、、、
3Dデータが全て消えてしまった。これは最悪だ。本当はその瞬間に色々と動けばよかったのかもしれないが、同時に別のアプリ(思考実験アプリ)も平行して作っており、一旦BrownROOMのトラブルは保留で、思考実験アプリを完成させよう、となってしまった。そして結局データを戻せなくなった。

制作後記は「部屋を色々な視点から見てもらおう!」というギャラリーとセットで作っていた。
ギャラリーだけではつまらないだとうな、と思い「ココのコレはこういう風にこだわった!」などの文章を画像に対するコメントのつもりで作っていた。なので、部屋の視点や部屋の画像ありきだった。

文字だけを制作後記として書き連ねようかな?とも思ったが、自分にそこまでの文才があるわけでもないし、「ギャラリーが無いと面白くない」というレビューが付くのが怖かった。
コメントは良い内容も悪い内容も全部見ているので、批判コメントが多くなるんじゃないかと心配だった。
そして批判コメントは結構胸がえぐられる思いなので、なるべく見たくない。
文章だけならHPに載せればいいか、と思い実装しなかった。

ここから先は部屋のイメージが無いので、それでもちょっと読んでみたいという人だけ読んでみてください。

制作後記ほど、丁寧な文章ではなく、ブログのように話し言葉で書きなぐったような感じになってますが、ご了承ください。

【1】今回は色を「茶色」と決めてから、土の中という設定にしよう!と思った。
そしてビックリポイントはいつものロボットではなくて、虫型?アリ のロボットだったというオチにしようと思った。

部屋はアリの巣のように入り組ませて、繋げて雰囲気を出そうと思った。
アリの巣をイメージしたときに今回は初めてステージ性を持たせようと思った。

アリの巣のように部屋間の通路を実装しようかとも思ったが、最終のステージ5でプレイしてきたステージの1〜4を覗けるようなエンディング性をもたせようと思い通路が邪魔なので部屋同士を引っ付けた。

】クリア後はより分り易くするためにアリ型のロボット画像を作るか迷ったが、そもそも資料としてアリの画像を見ないといけないのが苦痛でやめた。アリの拡大画像とか苦痛すぎる。
そして何回か調べたせいか、アリのゲーム広告がいっぱい出てきてその時期の広告見るのが少し嫌だった。笑

】アリという示唆を少しずつ表そうと思い、st1では女王様っぽい話し方、st2では外の動物、st3では壁画、st4では働きアリの法則、st5では出入り口である洗面台、いくつもの冷蔵庫を置いてみた。
示唆に気づきたい方には「分り辛いだろ」と思われるかもしれないが、気づいて欲しくないというくらいの気持ちで作ってました。そこはごめんなさい。

】ステージ3の壁画は絵の具のような書き方ができる面白いお絵かきアプリを見つけて、自己満で入れてしまいました。
ステージ5を作りガラス面越しに見る壁画を制作する時には熱も冷め、何でこんな手書きの絵を入れたんだろう、、、と後悔してましたが、もう後には引けなくなってました。笑
(下に画像を用意するのでぜひ綺麗な画質で見てみてください)

】今回ボリュームを考え色々と圧縮して制作したのですが、他のシリーズに比べて粗が目立つような感じになってしまいました。キレイさを売りにしていたのでそこが少し残念です。

】次回作は記念すべき10作目なので自分の中で取っておいた、白か黒を作りたいな〜と思ってます。
しかしストア画面では見栄えわるそうなので色々思案中です。

拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。

App内容

BrownROOM

不思議な雰囲気の茶色い部屋が舞台の、オーソドックスな脱出ゲーム。
基本操作はタップのみで、移動は矢印ボタンで行う。
謎解きの難易度は中級者向け。

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